税理士の伴@ban_tax240です。

 

天下一武道会の優勝者には賞金として1,000万ゼニーが授与されるそうですね。

ところで、Z戦士の皆さんは確定申告をしているのでしょうか?

 

今回は賞金にかかる税金のお話をします。 

所得の種類

賞金稼ぎを生業としていない方、つまりアマチュアの場合には、賞金獲得による収入は一時所得に該当します。

 

 一時所得とは

  • 営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で
  • 労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない
  • 一時の所得

をいいます。

 

大会の賞金以外では

  • 懸賞やふくびきの賞金品(業務としてもらったものを除く)
  • 保険の満期返戻金や解約返戻金
  • 競馬や競輪の払戻金

などが例として挙げられます。

 

天下一武道会の参加者は

  • 大会への参加は強さの証明を主目的としており、営利を目的としていない
  • 大会へ出場することの対価として賞金を得ているわけではない
  • 大会での賞金獲得は偶発性・不確実性が高く、継続性は認められない

と考えると、獲得した賞金は一時所得に該当するものと考えられます。

幾らまでの賞金なら税金がかからないか

一時所得について確定申告が必要かどうかは、下記の計算式で判定します。

 

(賞金ー経費ー50万円)✕50%

 

計算結果が0円以下でなければ、原則的に申告が必要です。

 

経費とは、武道会への参加に直接かかった費用のことを言います。

交通費やホテル代などでしょうか。

 

悟空とクリリンが武道会に向かう際に、スーツ一式を揃えてもらっていたかと思います。

アレなんかは判断が難しいところですね。

 

パパイヤ島へ亀仙流の道着のまま向かうわけにはいかないから、スーツは経費だと主張することもできます。

一方で、スーツで戦うわけじゃないんだから経費じゃない、と否認することもできそうです。

 

また計算式の中では50万円を無条件に引いています。

ですので賞金が50万円未満であれば必然的に税金がかかりません。

計算例

第23回大会

悟空が初優勝した第23回大会までは優勝賞金が50万ゼニーだったそうです。

ゼニーというのがどの程度の貨幣価値なのかは存じませんが、ここでは日本円と同等と考えます。

 

なので仮に経費が0円だったとしても

(50万円ー0円ー50万円)✕50%=0円となり、課税対象にはなりません。

 

第25回大会

第25回大会優勝者のミスターサタン(オトナの部)、トランクス(少年の部)はそれぞれ賞金として1,000万ゼニーを獲得したとのこと。

 

大会参加のための旅費として10万ゼニーを要したと仮定しても

(1,000万円ー10万円ー50万円)✕50%=470万円

の課税所得が発生し、税金がかかってしまいます。

申告不要制度もあるよ

上記の計算式で算出した結果が20万円以下だった場合には、税務署への申告を省略することが出来ます。

ただしこの申告不要制度、注意すべき点が結構ありますのでお気をつけください。

まとめ

天下一武道会で獲得した賞金にかかる税金についてお話しました。

 

「結婚してから一銭でも稼いだことあったか!?」と詰め寄るチチに対して

「そ…それいわれっとつれぇが…」と答える悟空が悲しくて、記事にしてしまいました。

結婚前だったらねえ、マジュニアに勝って優勝賞金をゲットしてたのですが。

 

何度も地球を救ってんだから、大目に見てやって欲しいところです。

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