収入の多い少ないにかかわらず、20歳を過ぎたら払わなければいけないのが国民年金保険料。

 

学生納付特例制度っていう免除制度もあります。僕も利用していました。

が、あえて免除制度を使わない方も結構います。

 

さてそんな国民年金保険料。

子供の分は、親がかわりに払ったほうが税金面で有利になることが多いんですよ。

 

なぜ税金が安くなるか

税金の計算方法をおさらい

税金は「収入」から「控除」を引いたものに対してかかります。

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また、所得の金額が大きければ大きいほど税金の額も大きくなります。

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ということは、所得を小さくすることができれば税金も小さく出来るということです。

社会保険料控除を増やせるから税金が安くなる

国民年金を払うと税金が安くなるのはなぜか。

それは、「控除」の金額を増やすことが出来るからです。

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「控除」の金額を増やすことで、所得が小さくなって、つられて税金も安くなるわけですねえ。

自分の国民年金じゃなくても良い

そんな節税効果のある国民年金ですが、なにも自分の分でなくてもいいんです。

子供や配偶者の国民年金でも、実際に支払った方で控除出来ます。

 

そこで検討しなければならないのが、国民年金保険料は誰が払うのがお得か問題です。

収入がある親が払ったほうが税金面で有利

子供や配偶者が同等かそれ以上に稼いでいたら、この先は読まなくていいです。

自分の国民年金保険料は自分で払わせて下さい。

 

所得税は所得の金額が大きくなるほど大きいと申し上げました。

日本では超過累進税率といって、所得が多い人ほど税率が高くなる仕組みになっているのです。

国民年金控除  5

子供がA、子供の国民年金を肩代わりするお父さんがBにいるとします。

国民年金保険料の金額は、1年分まとめ払いで19万円くらいあることにしましょう。

この場合に、子供が払った場合と親が払った場合で減税額にどれだけ違いがあるか計算してみます。

 

子供が払った場合には19万円×5%=9,500円

親が払った場合には19万円×23%=43,700円

 

と、実に34,200円の差額が出ます。

誰が国民年金保険料を払うか、というだけの違いでこれだけ差がつくのです。

 

収入の少ない子供の国民年金保険料は親が払ったほうがいい、理由はおわかりいただけたでしょうか?

注意点

安くなるのは、払った人の税金だけ

国民年金を払うことで税金が安くなるのは、国民年金を実際に払った人です。

 

注意が必要なのは、国民年金が口座引落やクレジットカード払いになっている場合。

この場合には、その通帳やカードの名義人が払ったことになってしまいます。

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お父さんの税金を安くするために息子の国民年金を払うとします。

さすればお父さんの口座から引き落としたり、お父さんの名義のカードで支払わねばなりません。

 

それが出来なければ現金で支払いましょう(もちろんお父さんのポケットマネーで。)

生計をともにしている親族じゃないとダメ

肩代わりするのは生計をともにしている親族の分でないといけません。

 

ココでいう「生計をともに」というのは、必ずしも同居でなくても構いません。

親元を離れているが、親が生活費や学費を負担しているなんて場合もオッケーです。

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逆に、既に就職して自力で生活している子供についてはダメです。

 

年末調整や確定申告が必要

国民年金を支払ったら、自動的に税金が安くなる。

なんて便利なシステムはありません。

 

税金を安くしようと思ったら、ひと手間必要なのです。

  1. 年末調整の際にお勤め先へ支払額を通知する
  2. 確定申告の際に税務署へ支払額を通知する

どちらかが必要になります。

 

なお、年末調整や確定申告のときに忘れてしまっていても大丈夫!

確定申告の期限から5年以内なら、税務署への申告はまだ間に合います。

まとめ

家族分の国民年金を支払った場合の税金についてお話しました。

 

月額16,000円くらいする国民年金保険料。

これが控除できるとできないとじゃ、税金は大違い。段ちです。

 

思い当たるフシがある方はお忘れなく

 

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