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すみなしものは 心なりけり
目次
消費税軽減税率制度をクイズで理解する
税理士の伴 洋太郎(ばん ようたろう)@ban_tax240です。
お礼と言ってはなんですが、クイズをお楽しみいただきましょう。
テーマは消費税の軽減税率。
出題形式は懐かしの、あるなしクイズですっ!!!
あるなしクイズとは
ルール
wikipedia先生によると、江戸時代には既に存在していクイズ形式だそうです。
大人気クイズ番組、マジカル頭脳パワー!!で一世を風靡したことでご存知のかたも多いでしょう。
僕も毎週欠かさず番組を見てました。
千堂あきほさん大好き(*´ω`*)
ルールは以下のとおりです。
- ある事柄に共通するキーワードを「ある」欄に、共通しないキーワードを「なし」欄に列記する
- 回答者は、「ある」に共通する事柄を当てる
例題
「象」は「ある」「なし」どっち?
その理由(共通点)も合わせて考えてください。
ヒントは、「あるの方を音読してみましょう」
どうですか〜?
わかりましたか?
正解発表しちゃいますよ。
例題の答え
答えは「ある」
理由(共通点)は、童謡「鳩ぽっぽ」の歌詞でした〜。
まめ、が、ほし、いか、そら、やる、ぞ(う) ってね。
消費税軽減税率とは
概要
軽減税率制度とは、特定の品目について消費税を安くする制度です。
2019年10月1日より消費税率の引き上げ(8→10%)が予定されています。
この際、軽減税率制度も導入されることとなっています。
「軽減」と言っていますが、「据え置き」と言ったほうが消費者の感覚に近いと思います。
10%よりは安い、という意味の「軽減」です。
今より安くなるという意味ではございません。
軽減税率が適用される品目とは
消費税の軽減税率が適用されるのは、「飲食料品」と「新聞」です。
このうちややこしいのが「飲食料品」。
基本的には「人が口にするもの」とおぼえておけば良いのですが、例外が結構あります。
- お酒は対象外(嗜好品だから)
- 医薬品、医薬部外品は対象外(飲食料品じゃないから)
- ティーカップと茶葉のセットなど、一体商品はケースバイケース
- 外食は対象外(飲食「サービス」の購入だから)
- ケータリングや出張調理も対象外(同上。ただし学校給食などはオッケー)
などなど…。
国税庁の作成した図が、よくまとまっています。
消費税軽減税率あるなしクイズ
熱帯魚はどちら?
さて、ここからが本題のあるなしクイズです。
わかりきっていると思いますので、先に言ってしまいます。
「ある」に共通する事柄は、「軽減税率の対象となる飲食料品」です。
熱帯魚は「ある」「なし」どちらで、その理由は何故でしょ〜かっ!
答え合わせ
正解はこちら!
熱帯魚は軽減税率の対象となる飲食料品ではありません。
理由は観賞用だから、です。
簡単すぎましたね(^_^;)
ややこしいんだコレが
は? オレ水道水飲みまくってんだけど?
という方、ごもっとも。僕もそうです。
そうなんですけど、水道水ってお風呂とか洗濯とかトイレでも使うじゃないですか。
なので飲食料品にはあたらず、軽減税率の対象となりません。
自治体が販売している「缶入り水道水」。
アレは飲食料品として軽減税率の対象となります。
まとめ
消費税軽減税率を、あるなしクイズ仕立てでお伝えしました。
おもしろおかしく作問できなかったことが悔やまれます(´・ω・`)
この記事を書いたひと
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税理士・1級FP。個人事業主や中小法人の税金のお悩みを解決したり、会計処理・税務申告の代行をやったりしています。 freeeが超得意で導入支援の実績多数。一般の方向けのやさしい税務解説記事を書けるのが強みです。詳しいプロフィールはこちら。
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